2019年5月9日木曜日

SSDへ換装 クローン後のUEFI起動方法

数年前にDELLで購入したWindows7端末をWindows10に無償でアップグレード。

その端末も近頃遅くなってきたので廉価に快適化できるSSDに換装しました。

OSのインストールディスクをSSD化する事でスピードアップ出来ました。

ただクローンSSDに換装した後にOS起動が出来なくなり半日もはまったので手順を纏めます。


1.パーティションの縮小

元々OSが入っていたディスクは2TB。
C:ドライブは1TB(空き容量:870GB)。
SSDは240GBです。

クローン化する場合、元のHDDのサイズ > SSDのサイズでもOKです。

OSが入っているCドライブのパーティションのみクローン化する事で問題ありませんが、パーティションのサイズをSSDのサイズより小さくする必要があります。

ディスク管理画面からパーティションの縮小が可能ですが不十分だったのでツールを使用して対応しました。

 AOMEI Partition Assistant:Standard(無料)

 [C:ドライブを縮小した結果]
縮小前

縮小後

2.クローンSSDの作成

縮小したC:ドライブをSSDにクローンを作成します。

作成で使用したToolは「EaseUS Todo Backup Free 11.5」です。

窓の杜よりダウンロードしてインストールします。







無料版を選択

EaseUS Todo Backup



クローン対象のパーティションは3つ選択しました。

C:ドライブ、リカバリ用のイメージ「PBR Image」、謎の509MBの領域。 



3.クローンSSDのブート起動

クローンSSD作成後、BIOSから起動ドライブを選択後、ブートマネージャ画面が起動されると思っていましたが起動しません。

ここで数時間悩みましたので、対処した方法のみ記載します。

コマンドプロンプトより
>bcdboot c:\windows /l ja-JP
を実行します。

この後に、システム構成画面を起動します。
>msconfig

システム構成画面

システム構成画面に追加したSSDがOS起動ドライブとして認識されていれば問題ありません。

UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)

BOOT時に表示される水色の画面で、以前のブートセレクタに代わる画面です。

この画面で、起動するOSのボリューム番号を選択します。

クローン化しているので、元々使用していたドライブを残していると、両方とも
「Windows10」と表示されボリューム番号で確認する必要があります。

起動OSの選択

ボリューム番号と対応ドライブ(ディスク)はDISKPARTコマンドで確認出来ます。

コマンドプロンプトより
>DISKPART
DISKPART>list volume

DISKPART

起動時のOS選択画面を表示している時間の変更は「システム構成画面」より指定可能です。

タイムアウト時間を変更

SSD換装後のベンチマーク

 [換装前後のベンチマーク]

換装前

換装後

このベンチマークを見てもどの程度早くなったのか分かりませんが、OSの起動からインターネット接続が出来るまでの時間は2倍以上早くなってます。